2015年1月15日 16:53
米Google、モバイル版「Google Translate」強化 - リアルタイムで音声翻訳
米Googleは14日(米国時間)、翻訳アプリ「Google Translate」の最新版を発表した。写真撮影なしに翻訳を画面に重ねて表示する「Word Lens」、会話モードの強化などが特徴となっている。AndroidとiOS向けに今後数日内にリリースする。
「Google Translate」はこれまで、端末のカメラ機能を利用して標識や案内、レストランのメニューなどの写真を撮影し、テキスト抽出とそれを翻訳する「カメラモード」を提供してきた(36言語に対応)。今回この機能を強化して、「Word Lens」としてカメラに捉えた道路案内などの対象物の翻訳が瞬時に画面上にオーバーレイされるようになった。
デモでは、ロシア語で書かれた道路案内にカメラを向けると、同じ案内の上に英訳が表示されている。この機能は、インターネット回線なしでも利用できるという。Word Lensは、英語/フランス語/ドイツ語/イタリア語/ポルトガル語/ロシア語/スペイン語との間の翻訳に対応する。
もう1つの強化点が会話モードで、2013年より提供しているリアルタイム音声翻訳が改良されている。翻訳元と翻訳先の言語を設定後、マイクアイコンをタップして話す。