2015年1月16日 10:29
IDT、低位相ジッタ/低コストの水晶発振器ファミリを発表
IDTは1月15日、高性能かつ低位相ジッタの水晶発振器「XU/XL」ファミリを発表した。
同製品は、12kHz~20MHzの積分範囲で通常のジッタ値がRMS値で300fs、最大値で400fsなのが特徴となっており、RMS位相ジッタが300fsなら、周波数を16kHz~1.5GHzの範囲でカスタマイズできる。また、HCMOS、LVPECL、LVDS、HCSLの出力に対応している。この他、市場投入までの時間を短縮するために、周波数をカスタムした発振器の迅速な発送を行っている。これまで、他のベンダからの納入では何カ月も待たなければならなかったが、同社の新しい水晶発振器なら2週間以内に受け取ることが可能であるという。これらにより、ネットワーキング、通信、データI/O、ストレージ、サーバなどの用途に理想的であるとコメントしている。
なお、「XU」ファミリはLVPECL、LVDS、HCSL、HCMOSの出力に対応し、動作電圧は3.3V、2.5V、1.8Vとなっている。また、パッケージは業界標準の7mm×5mmもしくは5mm×3.2mmサイズで、周波数誤差は±20ppmと低く、温度範囲は広く-40℃~85℃である。