2015年1月16日 15:27
Androidユーザーの2割が1年に1回はサイバー脅威に遭遇? - Kaspersky調査
カスペルスキーは1月15日、2014年のサイバー脅威を総括したレポートを発表した。同社がブロックした攻撃の数は、モバイルデバイスの増加などに伴い、2013年より10億件増えたという。
モバイル端末を狙ったマルウェアは200カ国・全29万5500件が確認され、2013年の2.8倍だった。モバイルバンキングを狙ったトロイの木馬は2013年の9倍に増え、この数は「驚異的なスピードだ」とまとめている。Androidユーザーは、19%が1年間に少なくとも1回の脅威に遭遇したことになる。
金融分野への攻撃は、ネットバンキングを狙ったものが大半を占めた。バンキングマルウェアは「Zeus」「ChePro」「Lohmys」の順に多く出回った。
そのほか、Bitcoinウォレットを盗むマルウェア、コンピューティングリソースを使ってBitcoinを生成するマルウェアなど、Bitcoinに関連するマルウェアも目立った。
そのほかの脅威のトピックは以下の通り。
コンピューターユーザーの38%が、1年間に少なくとも1回のWeb攻撃を受けた。
無害化されたWeb攻撃の44%が、米国(攻撃全体の27.5%)、ドイツ(同16.6%)