2015年1月19日 10:48
糖尿病や心血管疾患との関連なし!? - GI値に関する新たな研究結果を発表
米国ポテト協会はこのほど、米国医師会雑誌(ジャーナル・オブ・アメリカン・メディカル・アソシエーション)に発表された研究結果をもとに、健康に対するポテトの有益性について発表した。
ポテトは栄養が豊富な食材の一つ。皮付きの中サイズ1個(約150g)の大きさで、一日の摂取量の約半分(45%)のビタミンCや、バナナ1本分よりも多いカリウム(620mg)を摂取することができる。しかも脂肪、ナトリウム、コレステロールは含んでおらず、カロリーも110キロカロリーと低めとなっている。
一方、ポテトはグリセミック・インデックス(GI値)が高い食品として分類されている。GI値は食後血糖値の上昇度を示す指標のことで、高GI食品は、一気に血糖値を上昇させるため、血液中の糖の処理に多量のインスリンが分泌されたり、分泌が追いつかなくなったりするとされている。そのため、心血管疾患や糖尿病のリスク要因とも考えられてきた。
しかし今回、同誌に発表された新たな研究結果によると、GI値はすでに健康に良い食事を摂(と)っている人にとっては、最終的にはそれほど重要ではない可能性があることが示されたという。
研究グループは、体重過多で高血圧の成人163名を対象に、GI値(高または低)