2015年1月19日 18:29
構造改革に目処、4月から新体制 - 富士通社長交代
既報のとおり、1月19日、富士通は6月22日付で、山本氏に代わり、田中達也氏(執行役員常務)が社長に就任する人事を発表したが、同日の午後には、同社本社にて社長人事に関する記者会見が開催された。
なお、田中氏は1月19日付で執行役員副社長に昇格している。
代表取締役社長の山本正巳氏は、記者会見の冒頭、「本日の取締役会において次期社長に関する決定が行われた。他の取締役、執行役員人事については、 今後決まり次第発表する。田中氏の正式な社長就任は6月の株主総会後となるが、4月からの新年度開始とともに新しい執行体制をスタートさせ、私と田中氏の二人で牽引していきたい」と、6月の正式決定を待たずに、4月から新体制をスタートさせる意向であることを明らかにした。
山本氏は社長交代の理由を、「私は2010年から真のグローバルICTカンパニーを目指し、構造改革や成長戦略の遂行に努めてきたが、半導体事業をはじめとする構造改革やグローバルマトリックス体制の構築などの課題の事業について一定の筋道がついた。また、グローバルカンパニーとして企業価値を高めていくためには、社長、会長が分担していくことが重要だ。4月から新執行体制で臨むには、いまのタイミングでの発表が最適だ」