怒りと上手につきあう方法 (1) 「アンガ―マネジメント」で知る、やってはいけない怒り方
○「怒らない」ではなく、「怒ることと怒らないことの線を引く」
――アンガーマネジメントとは一体どういうものなのでしょうか?
アンガーマネジメントは1970年代にアメリカで生まれた、怒りと上手につきあうための心理教育、心理トレーニングと言われています。怒らないことが目的ではなくて、「怒ることと怒らないことの線引きができるようになる」ことが目的です。
我々って実は怒っても後悔するし、怒らなくても後悔する。それを繰り返しているんですね。「怒らなきゃよかったな」「やっぱり言っときゃよかった」、どちらにしても後悔してしまう。
なので、怒らなくてもいいことは怒らないようにしよう、怒らなきゃいけないときは怒るようにしよう、線引きができるようになるというのがマネジメントの意味です。
――怒らない方法を学ぶのかと思っていました
そう思われる方もけっこういらっしゃるのですが、人間には喜怒哀楽があり自然な感情のひとつですから、それ自体が悪いわけではないんですね。
――適切な場面を見極めるのが大切なんですね
あとは怒るにしても適切な表現をしておくことが大切です。
――その場面は普遍的なものですか?
仕事の場合であれば、怒らなければいけないのは「決められたルールを守らなかったとき」ですよね。逆にやってはいけないのは「ラインが曖昧な怒り方」です。例えばサラリーマンがいたとして、ある日は部下が10時に来ても怒らない、ある日は9時55分に来ても「お前は遅い」と怒る。そうなると、相手はどうして怒られているのかわからなくなります。怒る基準をいつも動かしているのは失敗なんです。
ラインを決めておいて、そこから外れたら怒る、ということが大切です。
――最初に示しておくんですか?
本当は最初に決めておいた方がいいですね。我々はいつも三重丸で説明します。一番中心は自分と考え方がまったく同じ。2番目は自分の考えとはちょっと違うけど許してもいいライン。一番外側、3番目の丸は許せないラインです。
多くの人は、相手が10時に来たことに対して、ある日は許すことができます。ということは(2)なんですよ。
ところが、許せない日もあります。これは(3)になってしまっているんです。でも、他の人からはその違いが見えない。だから、(2)のラインをなるべく安定させましょうというのが考え方なんです。
その線引きをどうするかというと「後悔」が鍵となります。怒って後悔するなら怒らなくていいし、怒らなければ後悔するなら、怒るところなんです。
――そうなると、失敗してみないとわからない部分もありそうですね…
本当は毎日失敗しているんですよ。
――毎日の後悔の中から、線を見つけると
そうですね、努力しておくということですね。
※第2回「すぐ怒る人は怒られ弱い」は1月23日更新予定です。
<プロフィール<
日本アンガ―マネジメント協会
日本アンガーマネジメント協会は、ニューヨークに本部をおく「ナショナルアンガーマネジメント協会」の日本支部。教育現場から企業まで幅広く講演、企業研修、セミナー、コーチングなどに日々奮闘している。また、アンガーマネジメントのトレーナーの育成にも力をいれている。
提供元の記事
関連リンク
-
new
GODの父親 岡村恭行の遺作「新宿青梅街道」が米国のラジオ局「R1 Radio USA」にて開局以来初の快挙。日本語による演歌としてパワープレイに選出。
-
new
佐野史郎、「ひどい言われ方もした」“大ファン”伝説的バンド→ゆかりのお宝に衝撃鑑定額「文化財級」「奇跡といっても過言ではありません」
-
new
ランチ中トイレに行った後輩。だが10分後…“店外で”見たモノにゾッ!?⇒5年来の信頼関係が一瞬で崩れ去ったワケ
-
new
ONE N' ONLY、リポートロケに初挑戦 緊急事態発生にNAOYAが冷や汗
-
new
『めおと日和』押し寄せる時代の波…本田響矢“瀧昌”を案じる芳根京子“なつ美”【第3話あらすじ】