2015年1月22日 12:51
ST、UltraHD対応のHDMI用信号調整・保護デバイス「HDMI2C1」シリーズを発表
STMicroelectronicsは1月21日、1チップに信号調整および保護機能を集積したUltraHD対応のHDMI用デバイス「HDMI2C1-14HD/14HDS/14HD/6C1」4品種を発表した。
同シリーズは、すべてのDDC(Display Data Channel)ラインにアクティブプルアップ回路を搭載しているため、UltraHD信号の整合性を維持しながら、HDMIケーブルの品質による影響を最小限に抑える。さらに、内蔵するESD保護回路の信号帯域幅が10GHzに増加されており、高速のUltraHD信号をひずませることなく通過させる。また、10Vの低クランプ電圧と30nsの高速な応答時間が、微細加工プロセスで製造され、かつESDの影響を受けやすい最新のHDMI用ASICを、過渡現象による破壊から保護する。
さらに、同シリーズを採用することにより、ディスクリートの保護デバイスが不要になるため、基板スペースを約80%削減することができる。加えて、製品開発期間が短縮されるため、UltraHD対応セットトップボックスやBlu-rayプレーヤといった急速に進化するコンシューマ機器の開発にも対応する。