「IoT」という言葉をご存知でしょうか? 「IoT」とはInternet of Thingsの略で、そのまま訳すと「モノのインターネット」を意味し、モノがインターネットを中心としたネットワークに繋がるということを指します。
例えばテレビでインターネットのサービスが利用できたり、外出先からTV番組の録画が可能になったり、エアコン、照明のON/OFFができたりとすでに家庭で使われ始めていることはご存知だと思います。
すでにIoTは始まっており家電はもちろんのこと、ウェアラブル端末(人)や車、食品や日用品、様々な物が今、インターネットに繋がろうとしています。
○ここ数年の技術革新でIOTの環境が整ってきた
そもそもモノのインターネットという話は1999年頃からあるようですが、技術的な問題が大きく実現に困難をきわめていました。しかし、ここ数年の技術革新によって問題が解消され、モノのインターネット環境が整ってきました。具体的にはデバイスの小型化や3G/LTE、WIFI等の無線ネットワーク、そして低コストのITインフラ(クラウドやビッグデータの解析技術含む)です。ビッグデータと呼ばれる膨大なデータを現実的なコストと時間で高速に分析するということが比較的容易になったということが一番大きいでしょう。