2015年1月27日 21:57
セキュリティ管理に割り当てている予算は25%以下 - ファイア・アイ
ファイア・アイ(FireEye,Inc.)は、1月22日(米国時間)、企業のセキュリティ・アラート管理の実態に関する調査レポート「The Numbers Game: How Many Alerts is too Many to Handle?(数の駆け引き:処理しきれないアラートの数は?)」と題したレポートを発表した。
米調査会社IDCに委託し、日本を含むアジア、北米、中南米、欧州の大企業500社以上を対象に実施した本調査レポートでは、タイムリーかつ効果的な形でセキュリティ・アラートを管理し、対策を講じることがいかに困難であるかが浮き彫りとなった。
レポートの作成にあたり、日本、米国、ブラジル、メキシコ、コロンビア、英国、フランス、ドイツ、オーストラリア、韓国、インド、中国、シンガポールの13カ国を対象に、ディレクター以上の役職に就くITセキュリティ担当者への調査が実施された。調査は、アラート管理業務の現状についてより正確に把握することを目的に行われ、セキュリティ管理コンソール、ベンダーの構成、運用のアウトソーシング、予算に関する回答が収集された。
調査によると、ITセキュリティ分野の支出に関する質問では、回答者の70%以上がセキュリティ管理に割り当てられる予算は全体の半分以下と答えており、アラートを増やすテクノロジーや、予期せぬ事態に対する予算が残されている。