短期集中連載「Windows 10」テクニカルプレビューを試す(第11回) - 日本語対応が期待大のCortanaと開発途上の新スタートメニュー
Windows 10テクニカルプレビュー ビルド9926は、当初の予定どおりコンシューマー系機能を強化した。Windows 8.xユーザーのフィードバックを踏まえて、デスクトップPCやタブレットでの操作性を両立するための新たなUI(ユーザーインターフェイス)を目指している。今回はWindows 10に加わる新UIに注目し、その変更点を報告したい。
○新たな検索ハブとなるCortanaと検索ボックス
Windows 10の新UIにおける最大の注目ポイントは、パーソナルデジタルアシスタントである「Cortana(コルタナ)」だが、音声検索を実行できるのは英語環境のみ。日本語用言語パックを導入した場合、場所や表示言語を米国/英語に切り替えたアカウントを用意してもCortanaは有効にならなかった。
Cortanaに関する設定は「設定(Settings)」の「Cortanaと検索」から実行できるものの、日本語環境の場合<Cortanaと検索の設定をカスタマイズする>を選択しても反応がない。これはCortanaが米国および英語表示でのみ利用可能、としているためだろう。日本語環境でも設定画面を呼び出せるが、肝心のスイッチはグレーアウトしているため使用不可能である。