ソニー、「Music Unlimited」を3月末に終了、Spotifyと新サービス立ち上げ
近年、欧米で音楽ストリーミングサービスが急成長しているが、その中心にあるのがスウェーデンのSpotifyだ。3000万曲以上の楽曲と15億を超えるプレイリストを揃えており、ダウンロード音楽販売市場を開拓したAppleを脅かす存在として注目を集めている。
PlayStation Musicは、Spotifyをプロバイダとするデジタル音楽サービスだ。PlayStation NetworkアカウントとSpotifyがリンクし、PlayStation Networkユーザーは既存のIDを使ってPlayStation Musicにサインアップでき、Spotifyのプレミアム(有料サブスクリプション)サービスを契約できる。ユーザーはSpotifyが提供する楽曲、Spotifyユーザーが公開しているプレイリストやSpotifyのおすすめにアクセスでき、ユーザーが音楽コレクションを作成することも可能。
対応機器は、PlayStation 4、PlayStation 3、Xperiaスマートフォン/タブレットなど。PlayStation 4では、Spotifyをゲーム中のBGMとして利用できる。
PlayStation Musicは、この春に米国やカナダ、メキシコ、ブラジルなど41の地域で利用できるようになる。同サービスの立ち上げに伴い、現在SNEが提供しているMusic Unlimitedは3月29日をもって終了する。同サービスが提供されている19カ国の大部分は、PlayStation Musicを展開する41地域に含まれるが、28日時点で日本での提供は決まっていない。日本でのサービスが実現した場合、間接的ではあるが、Spotifyの日本初上陸になる。