湘南ベルマーレのチョウ・キジェ監督が開幕戦に浦和レッズを望んだ理由
○34分の1の確率を手繰り寄せた言霊
J2およびJ3を含めたJリーグのすべての日程は、『日程くん』という通称がつけられている専用のアプリケーションソフトウェア「Jリーグマッチスケジューラー」に、下記の主な条件を入力して自動的に作成されている。
(1)ホーム、アウェーともに3回連続して行わない
(2)開幕戦をホームで戦ったチームは、最終節をアウェーで戦う
(3)開幕から5節までのうち、必ず2試合以上をホームで戦う
(4)ゴールデンウイークや平日のホームゲーム数を均等にする
(5)スタジアムの使用可否などクラブからの要望を配慮する
今シーズンから2ステージ制を復活させるJ1だが、18チームがホーム&アウェーで対戦する形態は変わらない。開幕戦でレッズと当たる確率は17分の1で、さらにホームかアウェーのどちらかとなる。実に34分の1のカードを手繰り寄せたのだから「言霊」の存在を信じたくなる。○ベルマーレとレッズを結ぶ浅からぬ縁
ベルマーレとレッズには浅からぬ縁がある。チョウ監督のもとでJ1を戦った2013年シーズン。埼玉スタジアムに乗り込んだ4月14日の第6節で、0対2の完敗を喫した。