2015年2月2日 12:00
デザイナー哀の劇場 R(リターンズ) (10) デザイナー魂よ永遠に
デザイナー哀の劇場Rをご覧の皆様こんにちは。まずりんです。「デザイナー哀の劇場R」、とうとう最終回です!
「デザイナー哀の劇場」は、デザイナー経験者としてデザイナーの卵さんたちに伝えたいことをマンガにしてきたのですが、現役デザイナーさんや他の業種の方からも大きな反響をいただきました。そんな声に呼び戻される形で、無印時代が終了した後、この続編「R(リターンズ)」の連載が始まったのでした。そして、それもようやく終わりを迎えます。しみじみ…。
さて、最終回は「比較案として出したものが通ってしまった」というシチュエーションです。クライアントにデザインを提案する際、2種類のデザイン案を提案する時は、方向性が違う本命の案をひとつずつ出すことが多いんですが、3つ以上の提案となると、ふたつは本命で、残るひとつは冒険したものor本命を通すための比較用として出したりします。
で、不思議な事に、長い時間をかけこだわりにこだわりを尽くして作った本命案より、急いで作ったやっつけの案や、マンガに登場した新人くんの案のような比較用に作ったものが通ることも多々あります。私も以前、まる1日かけて作った本命案を差し置いて、3分で作ったやっつけの案が通ったことがあり、それは今現在も商品のパッケージとして流通しています。