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今の収入に満足している!? "第2の収入源"として選ばれている方法は…!?

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今の収入に満足している!? "第2の収入源"として選ばれている方法は…!?
○「今の収入にあまり期待はできないけれど、本当は少しでも多いほうがいい」

「現在の世帯収入に満足していますか?」。そう聞かれると、「やや満足」(18.2%)、「どちらでもない」(37.0%)、「やや不満」(15.6%)とまちまちな答えがかえってきました。それが、「今の世帯収入よりいくら増えれば満足ですか?」と聞かれると、「5万円以上」(26.6%)「10万円以上」(51.4%)との回答が得られました。

このアンケートは、マイナビニュース編集部で昨年12月に、収入と投資について500名に行なったものです。「今の収入にあまり期待はできないけれど、本当は、少しでも多いほうがいい」という今の会社員の本音を如実に表す結果といえるでしょう。

今の収入よりもっとお金がほしい、と思っている人は多いものの、会社からの収入に期待はできない。そうなると、考えられるのは、本業からの収入以外で、別のお財布を持つということ。実際に会社勤めなどの本業以外に収入を得る手段を持っている人はどのくらいいるのでしょうか?

○全体の3割以上の人が、副業について何かしら検討

アンケートで、「現在メインの収入以外に収入を得る手段を何か考えていますか」と聞いたところ、検討中と答えた人が18%、さらに現在していると答えた人も15%にのぼりました。
全体の3割以上の人が、副業について、何かしら検討していることがわかります。

では、実際に副業をしているという人はどんな形でお金を得ているのでしょうか? 夜のコンビニ勤めやネットによるアフィリエイトが多いのかと想像しますが、全体の4分の3、74.7%の人が「投資」と答えています。

お金が足りない時にするべき方策は3つしかない、と昔からよく言われます。それは、(1)「お金を使わないようにする」、(2)「もっと働いて稼ぐ」、(3)「お金に働かせる=運用する」の3つです。

○第2の収入源を持っている人の4分の3は「投資」を実行

もっと収入を得る手段というと、多くの人が(2)の「もっと働いて稼ぐ」を想像しますが、アンケートに答えた人で、第2のおさいふを持っている人の4分の3は、(3)の「お金に働かせる=運用する」を実行しているのです。これは、気がついている人は、ちゃんと投資で収入を得ている、という事実がわかる結果となっています。実際、会社員が給料以外にお金を得る手立てを考えみてください。9時から17時までなど、昼間は会社に拘束されていますし、残業や自己研鑽にも時間をとられてしまいます。
そうそう、時給で働くような別の仕事をする余裕はないのです。

その点、投資であれば、種銭さえ作れば、あとは空いた時間に投資戦略を練ればOK。これだという投資対象がなかったり、時間がなく戦略を練れていないという時は、投資自体をお休みすることもできるわけです。

時間のない会社員でも、マイペースで小金を稼げる点は、魅力といえるわけです。

○「投資をしようと検討はしているが、実際には始めていない」人も

投資の魅力を知り、実際にそこから収入を得る人がいる一方で、「投資をしようと検討はしているが、実際には始めていない」という人も17%にものぼります。

始めない理由を聞いてみると、「知識がないから何から始めてよいかわからない」「興味はあるが損をするのが怖い」「何となく始めるのが不安」と答えている人が圧倒的です。

確かに、投資は「儲けてやろう」など生半可な気持ちで始めるものではありません。投資対象となるものは、株式でも外貨でも、毎日、値動きをして、上がったり下がったりします。
10万円を投資しても、翌日は10万1000円になり、翌々日には9万9000円になる、といった繰り返しです。最初は、その値動きにドキドキして、気になって何も手に付かない、ということもあるでしょう。

だからこそ、「投資は余裕資金で。貯蓄のすべてを注ぎ込むのはNG」といった鉄則もあるのです。

○大きなマグロではなく、コハダをたくさん釣るのもひとつのやり方

しかし、先ほどのアンケートに戻ると、今の収入より10万円以上月収を増やしたい人がアンケート全体の半数もいるのです。少しでも、収入を増やしたい人が大半ということです。であれば、いきなり、値動きの激しい投資対象で大きなマグロを釣ってやろう、と考えるのではなく、沿岸の波の静かな場所でコハダをたくさん釣るのも、ひとつのやり方ではないでしょうか?

マグロを釣って1回で100万円儲けるのではなく、コハダを地味にたくさん釣って、5000円を200回儲ければ同じです。そして、投資とは意外とそんなものです。


マグロを狙えば、100万円儲かったり、100万円損をしたりしますが、コハダなら、儲けも5000円ですが、損も5000円です。コツコツ投資をして、チリ積もで、手持ち金を増やすのも投資の醍醐味といえるのです。

○"コハダ釣り"をするなら、どんな商品がいいのか?

では、今、そうした"コハダ釣り"をするなら、どんな商品がいいのか? そう思われる方もいるでしょう。

そこで、うまくすれば、第2のおさいふになる投資対象候補を私見であげてみます。

投資には、キャピタルゲイン(=値上がり益)を狙う戦略とインカムゲイン(=利回り)を狙う戦略の大きく2種類があります。どちらをも狙うのはむずかしいので、どちらが主目的か決めることが大切です。

○最初はインカムゲインを狙う投資から始める

私の場合、最初はインカムゲインを狙う投資から始めるといいと思っています。インカムゲインを狙うものとしては、たとえば債券への投資もありますが、これからは世界のREITへ投資するファンド(=投資信託)の利用がお勧め。
日興アセットマネジメントの「ラサール・グローバルREIT投信(毎月分配型)」は、そうしたファンドのひとつ。世界各国の上場不動産投資信託(REIT)に投資して、安定的な収益を得ることを目指すファンドです。REITは、そもそも投資家から集めた資金をもとに、不動産に投資し、購入した物件の賃料収入や物件の売買で得られた収益を投資家に分配する仕組み。比較的安定した分配金が魅力の商品なので、そこに投資するファンドであれば、ある程度分配金が期待できるというのも、納得ですね。

毎月、安定的な分配金を出し続けているほか、トータルリターンでみると、5年で132.02%、3年で127.74%と右肩上がりを描いています。

というのも、REITは景気に敏感な商品。実際、世界的にみて、REITは景気のリーマンショック以降少しずつ、景気が回復するのに合わせ、徐々に値をあげています。この分配金がいつまでも続くという保証はありませんが、これからの投資を考えるのであれば、オススメできるファンドです。


○キャピタルゲインを狙いたい場合は投信積立がオススメ

もし、キャピタルゲインを狙いたいというなら、私は、毎月1万円など、投信積立をするのがいいと思います。これから、投資を始めるなら、先進国株式全体の指数、MSCIコクサイに連動する投信などに積み立てるのはどうでしょう。三菱UFJ投信「eMAXIS先進国株式インデックス」はその一つですが、5年のトータルリターンは約16%、3年は約34%とアメリカをはじめとする先進国の株式の順調な復活を反映しています。アメリカの景気回復はこれからですから、先進国株式インデックス型も初心者のはじめの一歩には、勉強になる1本と思います。

小さく儲けて、"チリ積も"で増やす。あなたも、チリ積も投資に挑戦して、最後に大きく笑ってください。

<著者プロフィール>

酒井 富士子経済ジャーナリスト。(株)回遊舎代表取締役。
上智大学卒。日経ホーム出版社入社。 『日経ウーマン』『日経マネー』副編集長歴任後、リクルート入社。『あるじゃん』『赤すぐ』(赤ちゃんのためにすぐ使う本)副編集長を経て、2003年から経済ジャーナリストとして金融を中心に活動。近著に『0円からはじめるつもり貯金』『20代からはじめるお金をふやす100の常識』『職業訓練校 3倍まる得スキルアップ術』『ハローワーク 3倍まる得活用術』『J-REIT金メダル投資術』(秀和システム)など。

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