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“美少年”藤原大祐の素顔 歌やピアノを武器に「世界的なアーティストになれたら」

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“美少年”藤原大祐の素顔 歌やピアノを武器に「世界的なアーティストになれたら」

●“竹下通りの片道で4回スカウト”は「本当です」
読売テレビ・日本テレビ系ドラマ『おじさんはカワイイものがお好き。』で、主人公・小路三貴(眞島秀和)の甥・仁井真純を演じ、「美少年」「かわいすぎる」と注目を集めた俳優の藤原大祐にインタビュー。芸能界入りのきっかけや、思い描いている将来像を聞くとともに、その人柄に迫った。また、原宿・竹下通りの片道で4回スカウトされたという噂は本当か、本人に直撃した。

――まず、芸能界入りのきっかけを伺いたいのですが、ご家族が知り合いに見せた藤原さんの写真がアミューズの方に渡り、ある日呼ばれて行ったら事務所のオーディションだったというのは本当ですか?

そうなんです。スカウトをたくさんいただいていて、その話を母親が知り合いにしたら、その方がアミューズの方と連絡をとっていて。そして、アミューズ側から「レッスンをしてみない?」と連絡をいただいて、オーディション会場でレッスンを受けました。そのときに初めてお芝居をして楽しいなと思い、機会があってアミューズに入れたので、このまま役者としてやっていこうと思いました。


――それまでは芸能界に興味はなかったのでしょうか。

入るものというか、見るものというイメージだったので。映画など好きでたくさん観ていましたが、入ると思ったことはなかったです。

――まさに、オーディションでお芝居が楽しいと思ったのがきっかけなんですね。

そうです。たくさんスカウトをいただいていたので、もしかしたら向いているのかもと思ったことはありましたが、実際に芝居をしたことが一番のきっかけです。

――竹下通りの片道で4回スカウトされたという噂は本当ですか? 片道ということは、数分歩いている間に、ということですよね?

本当です(笑)。中学3年生のときに一気にスカウトしていただくようになって、自分でも驚いていました。


――アミューズに入ってから特に印象に残っているお仕事を教えてください。

『中3、冬、逃亡中。』というネットドラマは印象的でした。両親が離婚し、新しいお母さんから性的な虐待を受けていて、それが嫌になってお母さんを殺して、帰ってきたお父さんも殺して、全国指名手配犯になって逃げていくというお話で、かなり陰な役でした。そのときはずっと笑わない役でしたが、『おじカワ』は“天使のような笑み”とト書きに書かれているほどの振り幅で、まだ経験は少ないですが、それくらいの振り幅がある役がやれているのはすごくうれしいです。

――オーディションのときに演技の楽しさを感じたということでしたが、実際に作品で演じるようになって改めて感じるものはありますか?

レッスンも楽しいですが、現場はその何十倍も楽しくて、カメラを意識するので難しいところもありますが、プロの俳優さんと本気になってコミュニケーションができるのは本当に楽しいです。役者は作品によっていろんな方と違う場所でできるのが特権だなと思っていて、これから先もいろんな方と共演できると思ったら楽しみで仕方ないです。

――アミューズには俳優として活躍されているたくさんの先輩がいらっしゃいますが、交流がある方やアドバイスをもらった方などはいますか?

アミューズの若手俳優で結成されている“ハンサムライブ”で神木隆之介さんと共演し、すごく気にかけてくださって、打ち上げなどでお話をたくさんさせていただきました。
「大祐はいい意味でトゲがあって、そのトゲが素晴らしいから、そのトゲを伸ばしつつ、まっすぐ大きく成長してほしい」という言葉をいただき、その言葉が僕の中で残っています。神木さんも、期待できる新人俳優に僕の名前を挙げてくださったりしていて、本当にありがたいです。

――「いい意味でトゲがある」というのは、どういう意味でしょう?

やりたいことはやるし、思ったことは口にする、というところかなと。もちろん環境によって言ってはいけないこと、やれないことはありますが、1%でもやれる可能性があるならやれる方向に進むというのが僕のポリシーで、先輩関係なくそういうことを口にするのというのは、ある意味トゲでもあるのかなと思います。

――神木さんは子役時代から活躍されていますが、演技でも刺激を受けていますか?

お芝居も尊敬しています。神木さんは、陰の役でも陽の役でもどこか面白さがあり、神木さんのように演じられるようになりたいと思っています。

●実はカラオケマスター! ピアノやダンスも…多才ぶりに驚き

――思い描いている将来像を教えてください。

役者としては、学生のうちに学生の役をやりたいなと。
恋愛モノもやってみたいです。将来的には、役者としてハリウッドとか中国とか、世界に行けたらいいなと思っています。でも、役者にとらわれず、エンターテイナーとして人にいい影響を与えられる人になれたらいいなと思っています。今、歌もピアノもやっているので、そちらの方面で世界的なアーティストになれたらうれしいです。

――アーティストとしての活動はいつ頃スタートさせたいと思っていますか?

いつ頃というのはないですが、自分の実力や知名度など、いろいろ伴って準備ができたら始めたいと思っています。ジャズピアノをやっているので、普通ではないグルーヴ感を自分のものにできたらいいなと思います。

――ピアノと歌も準備をされていますか?

ピアノは2歳半からやっていて、歌はアミューズに入ってからボイトレをやっています。もともとカラオケによく行っていて、90何点とか、全国1位の点数を狙っていたカラオケマスターなんです。
オーディションのときに歌も披露し、俳優でいくか歌でいくか選んでいいという感じでしたが、お芝居が楽しかったのでまずは役者としてやりたいと話しました。いずれは歌もやりたいので、ボイトレを始めました。

――さらに、ダンスのご経験もあるそうですね。

小学生のときにヒップホップを5、6年やっていました。いろいろかじっています(笑)

――部活動はされていますか?

中学校のときはバスケを、その前はサッカーを6年間やっていました。高校生になってからは、事務所に入ってお仕事を始めたので、部活はやっていません。

――カラオケやダンスなどいろいろ話がありましたが、ほかに趣味はありますか?

最近やっているのはゴルフとキックボクシングです。ゴルフは大人の方がやっているイメージなので、早いうちから習得したいと思って始めました。
キックボクシングは紹介でやってみたら、楽しいし、気持ちいいし、くびれや腹筋も出てきたので、これはやめられないなと思って続けています。

――肉体に変化が出てきているんですね。

1年ちょっと前くらいから始めて、腹筋は割れています!

――本当に多才ですが、どんな性格かも教えてください。

自分大好きマンですかね(笑)。自分を信じまくっているといいますか、あんまり緊張しないのも自分に自信があるからだと思いますし、自分を信じてあげられるのは自分しかいないと思いますし。もちろんいろんな方の支えがあって今がありますが、やっぱり自分が自分を信じないでどうするんだという思いがあるので、何をするときも俺ならできると思っています。――自分を嫌いになったことはないですか?

それはないですね。全部を含めて自分という感じです。


――それはご両親の教育の影響でしょうか?

どうなんですかね。でも、昔からやりたいことはやらせてくれていたので、そういうのが自信につながっていったのかもしれません。

――ステイホーム期間は何をされていましたか?

ずっとピアノの弾き語りを練習していました。もともとピアノと歌は別でやっていましたが、一緒にしたらどうなのかなと思って手を出してみたらハマってしまい、ずっとやっていました。いろんな曲を普通に弾いて歌ってみたり、ジャズカバーして弾いてみたり、工夫しながら楽しんでいました。

――コロナ禍に一度立ち止まっていろいろ考える人が多かったと思いますが、藤原さんはこの時期だからこそ感じたことはありますか?

『おじカワ』を観て元気が出たとか、勇気をもらえたとか、毎週木曜日を楽しみに勉強や仕事を頑張っていますというコメントを見て、やっぱりエンターテインメントは大事だなと感じました。衣・食・住ではありませんが、昔からずっとエンターテインメントがある理由はこういうところにあるんだなと実感できました。なので、ステイホームで退屈だと思ったときや、違うことでもネガティブな感情になったときに、僕たちが勇気を与えられたらいいなと思います。

――俳優としての活動の意義を再確認されたんですね。

そうですね。僕も映画など過去の作品をいろいろ観て楽しませてもらっていたので、そういう作品を僕も残していきたいと思いました。

――俳優として学園モノに出演してみたいと話されていましたが、ほかにも挑戦してみたい役はありますか?

セクシャルマイノリティに関する作品はすごく興味があります。社会に訴えかけるものがある作品は演じていてもやりがいがあるだろうなと思い、大変だと思いますが絶対に挑戦したいです。また、大河ドラマなど、戦国時代の作品も興味があります。自分の人生では味わえないことを役者として体験してみたいですね。

――最後に、今後の活躍を楽しみにしているファンにメッセージをお願いします。

これから16歳らしく、大きく羽ばたいていくので、役者として出演する作品をいろいろ観ていただけたらうれしいです。僕たちエンターテイナーは、観てくださる方がいるからお仕事ができています。たくさんの作品を観ていただけるように、僕も頑張ります!

■藤原大祐
2003年10月5日生まれ、東京都出身。特技は歌、ダンス、ジャズピアノ。2019年にアミューズ所属し、俳優として活動をスタート。今年、ネットドラマ『中3、冬、逃亡中。』に出演し、読売テレビ・日本テレビ系ドラマ『おじさんはカワイイものがお好き。』で地上波連続ドラマ初レギュラー出演を果たした。10月スタートのTBS系ドラマ『恋する母たち』へのレギュラー出演も決定している。

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