短期集中連載「Windows 10」テクニカルプレビューを試す(第15回) - 新HTMLレンダリングエンジンとデスクトップアクセサリ機能
第10回からWindows 10テクニカルプレビュー ビルド9926に関する変更点を紹介してきたが、本ビルドに関しては今回がひとまず最後となる。Windows 10は単なるリニューアルにとどまらず、新HTMLレンダリングエンジンの搭載やデスクトップアクセサリをWindowsストアアプリと融合させるなど、過去の決別と新技術への移行を実現するOSとなる予定だ。今回は「Project Spartan」採用予定の新エンジン"Edge"とメディアファイルサポートの拡充、そして「電卓」についてご報告する。
○IE11でも有効にできる新HTMLレンダリングエンジン
Microsoftは先のメディアブリーフィングで「Project Spartan」を発表した(呼称について筆者は当初プロジェクト名"Spartan"という認識だったが、同社の公式ブログに本稿も合わせる)。Project Spartanについても色々と述べたいものの、ご承知のとおりWindows 10テクニカルプレビュー ビルド9926には搭載されていない。しかも標準搭載のInternet Explorer 11の更新バージョンは11.0.8と、Windows 8.1のそれより古いのである。