規模が拡大し続けるIoT市場、次にIoTが広まる業種は? - IDCが市場予測を発表
●売上規模は9兆3,645億円
身の周りの様々な“モノ”がインターネットにつながりつつある昨今、モノのインターネット化(IoT、Internet of Things)が進みつつあることを、いち消費者としても肌で感じる。実際、現在の国内IoT市場の規模はどのくらいで、今後はどのような業種に拡大していくのだろうか。IT専門調査会社のIDC Japanは5日、国内IoTの市場予測を発表し、都内で記者説明会を開催した。本稿で、その内容をお伝えしていこう。
○IoT市場の売上規模は9兆3,645億円
記者説明会には、IDC Japan コミュニケーションズ マーケットアナリストの鳥巣悠太氏が登壇して詳細を説明した。今回の調査では、国内IoT市場における2014年の市場規模の実績を算出。それによれば、2014年の国内市場におけるIoTデバイスの普及台数は5億5,700万台、売上規模は9兆3,645億円に上ったという。あわせて、2015年から2019年の市場規模予測も行っている。
同社では、2019年にはIoTデバイスの普及台数は9億5,600万台、売上規模は16兆4,221億円に達すると予測している。