「文房具カフェ」店長が語る、ボールペンの"書き味以外"の進化とは?
今や誰もが必ず1本は持っていると言っても過言ではない文具「ボールペン」。日本では非常にポピュラーなこの筆記具、最初に発明されたのは実は海外だという。
しかし、水性インキ・ゲルインキの発明からはじまり、近年定着してきた低粘度油性や消せるボールペンの開発など、特にインクの発達において、日本は世界のボールペンの技術をけん引していることをご存じだろうか。そう、日本のボールペン、これがなかなかスゴいのである。
今回はボールペンの隠れた必需パーツ・「クリップ」部分に優れた付加機能を持つ製品にフォーカスし、おなじみ渋谷区表参道の「文房具カフェ」の店長・奥泉輝氏に注目アイテムを選定してもらった。
○ボールペンクリップにも注目
これまで「消せるボールペン」、「多色ボールペン」などカテゴリごとにボールペンをセレクトしてもらってきたが、今回取り上げるのは「ボールペンクリップ」。インクや本体デザインだけでなく、クリップ部分も「実は"進化"しています」と奥泉店長は語る。
続けて、奥泉店長は、「ちょっと厚めの資料にボールペンをさしているうちに、気がついたらクリップが折れてしまっていた」、あるいは「鞄のポケットやノートにさそうと思ったら、思いのほか厚くて挟めなかった」