2015年2月10日 06:57
iOS 9は安定性・性能を向上させるアップデート、新機能は一休み - 9to5Mac
9to5MacでMark Gruman氏が、iOSの次期メジャーバージョンは安定性とパフォーマンスの向上を目的としたアップグレードになると報じた。
iOS 7でユーザーインターフェイスを刷新し、iOS 8ではMacやiPadとの連係を強化、サードパーティ開発者が利用できるAPIを拡大するなど、ここ数年AppleはiOSのアップグレードで主に外見と機能を向上させてきた。そうした変化はユーザーと開発者から歓迎されたものの、Appleのソフトウエアの品質や安定性が低下していると声を上げる開発者も出てきた。iOS 9(仮称)では機能追加を小休止し、主に中身のアップデートを行うという。
「iOS 9の開発に携わるエンジニアたちは、大きな機能追加の提供よりも、バグを修正し、安定性を高め、パフォーマンスを向上させることに多大な力を注いでいる」(Gruman氏)。Appleはまた、iOS 9でOS全体のサイズをコンパクトにしようとしている。それによってアップデートに必要なストレージ容量が減り、短時間で安定したOSアップデートが可能になって、ストレージ容量の小さなiOSデバイスにおけるOSアップデートのトラブル解消につながる。