Swift 1.2が登場、ビルド時間が短縮
Swiftは昨年Appleが発表した新しいプログラミング言語。従来のObjective-Cよりも開発効率が高いと評価されており、急速に利用者を増やしている。
「Swift 1.2」は安定性とパフォーマンスの双方が向上しており、特に注目される改善点は次のとおり。
書き換わったソースコードに対応する部分のみをビルドするように変更。この結果、繰り返しビルドするようなケースで大幅なビルド時間の短縮を実現。
デバッグ用バイナリのパフォーマンスを改善。
デバッグオプションを指定してビルドしたバイナリであってもリリースビルドなみの速度で動作するように性能を改善。
コンパイラが出力するエラーメッセージなどをより理解しやすいものへ改善。
コンパイラクラッシュの低減。
そのほか、「Swift 1.2」ではキャストに関連した新しいオペレータ「as!」の導入や、Objective-Cとの親和性の向上、letの機能向上、新しいデータ構造の導入、これまでに報告されているバグの修正なども実施されている。また、今回のバージョンでは多少の非互換性も発生していると説明されており、ソースコードに変更が必要なケースもあるという。