これって花粉症? それとも風邪? アナタにオススメの花粉対策
そこで今回は、花粉症と風邪の見分け方をご紹介。さらに2015年春の花粉情報もお届けします!
○熱っぽいと思ったら花粉症だった!
花粉症に悩むマイナビニュースの読者300人に、花粉症と風邪、どちらか迷ったことがあるか尋ねたところ、「はい」と答えたのは15.0%とやや少なめ。もしかしたら、花粉症の初期症状が風邪と似ていることに気付いていない可能性もあるかもしれませんね。
どちらか迷ったことがある人たちにその顛末を聞いてみると、「ついに自分も花粉症になってしまったかと思ったけど単なる風邪でした」(25歳女性/不動産/事務系専門職)という「風邪」派はごくわずか。ほとんどの人が「花粉症」だったことがわかりました。
・「最近鼻水が止まらないと思っていていくら鼻炎カプセル飲んでも効果ないと思ったら花粉症でした」(35歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「初めて花粉症になったとき、のども痛いし熱は出るしでわからなかったから」(28歳女性/人材派遣・人材教育/事務系専門職)
・「風邪で絶対花粉症じゃないと意地を張っていたけれど、アレルギー検査であっさり発覚」(27歳女性/金融・証券/事務系専門職)
・「喉が痛くて鼻が出たり詰まったりするし、熱っぽい感じがしたので、風邪だと思ったが、
耳鼻科に行ったら花粉症と言われ、鼻が詰まるせいで夜に口を開けて寝ることによる乾燥による喉の腫れなどで、風邪ではなかった」(26歳女性/金融・証券/専門職)
まさに風邪の症状と似ていますね。
「そもそも、花粉症という病名を知る前、ずっと風邪だと思っていました」(50歳以上男性/電機/技術職)
という意見も見受けられました。
症状から風邪だと思ってしまう人は多いようですが、中には「花粉症だと思ったら、花粉症と風邪の両方だった」(35歳男性/情報・IT/技術職)という意見もあり、ますますどちらかわからなくなってしまいそうです……。○「目」の症状もチェック!
アンケートによれば、本当は花粉症だったのに、勘違いして風邪薬を飲み続けていた人がチラホラ。そこで、花粉症対策の専門家である、ベストメガネコンタクト武蔵浦和店の高木香乃(たかぎ かの)さんに見分け方を教えてもらいました。
――風邪と花粉症、どちらも症状が似ていますが、見分ける方法はありますか?
高木さん「くしゃみが立て続けに何度も出る場合は、花粉症の可能性大。風邪だったらそこまで連続しないものです。また、透明でさらさらの鼻水が出ることも、花粉症の特徴です」
――風邪のときにも、さらさらの鼻水が出ることがありますが……。
高木さん「風邪の場合は、最初はさらさらしていても、だんだん黄色っぽく粘着質な感じに変わっていきます。風邪と比べるとひどい鼻づまりに悩まされるのも特徴で、鼻の通りが一度よくなったと思っても、すぐにつまってしまいます」
――鼻水の状態をチェックすることもポイントになりそうですね。ほかにも、花粉症の特徴があれば教えてください。
高木さん「目のかゆみや充血、涙、異物感といった、目にも症状があらわれます」
○花粉の飛散時期&量は例年以上!
――今年の花粉は、いつごろから飛び始めるのでしょうか?
高木さん「北日本は例年並みですが、西日本・東日本は2月下旬から。例年より早く花粉の飛散が始まると予測されています」
――例年より飛散時期が早いということは、花粉の量も多くなるのでしょうか?
高木さん「花粉飛散量は平年の1割増、東日本は3割増とやや多い予想です。もっとも飛散量が多いのは関東で、平年より5割と増加する見込みです」
――ありがとうございました。
高木さんによれば、「関東では例年より早く、例年以上の花粉が飛散する」とのこと。ある日突然、花粉症が発症することも珍しくないそうです。
読者アンケートでは花粉が飛散する「2月(20.7%)」「3月(17.7%)」に花粉症対策を行う人は約4割でしたが、メガネやマスクなどを使って早めに対策することで症状をやわらげることができるといわれています。つらい目にあわないためにも、これからやってくる本格的な花粉シーズンに早めに備えたいですね。