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CP+2015 - 三脚は戦国時代の様相へ…、まとめてチェック!

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CP+2015 - 三脚は戦国時代の様相へ…、まとめてチェック!
●スリック、ベルボン、マンフロット
神奈川県・パシフィコ横浜で開催の「CP+2015」。カメラ用アクセサリーは毎年、業界の動向で展示の中心が移り変わっている。昨年(2014年)くらいまでは女性を意識した製品が目立っていたが、商品の数が増えたためか、今回はやや落ち着きを見せていた。

代わりに目立っていたのは三脚だ。ここ数年、海外メーカーの新規参入などで動きはあったものの、今年はさらなる新規参入から既存メーカーの新製品など、動きが大きくなっている。具体的には、携帯性を重視したもの、より高機能なもの、新しい機能を持ったものなどだ。かつてはパイプの太さや伸び率、質量などが重視されていたが、「最重要」ではなくりつつある。ユーザーの用途が広がったことや、用途によって三脚を使い分けるユーザーが増えたため、機能を特化した製品が出始めたからだろう。


○スリック - 新しいアイデアを取り入れた製品を展示

日本ではおなじみ、老舗三脚メーカーのスリックは、ブランドカラーの青を製品の一部に取り入れたデザインを、これから製品ラインナップに加えていくという。

○ベルボン - 縦位置にしてもバランスが悪くなりにくい雲台

老舗のメーカーでありながら、新しい発想を取り入れた三脚の多いベルボン。縦位置と横位置の光軸変化を抑えた雲台が展示されていた。大きなカメラを取り付けたまま、縦位置にしてもバランスが崩れにくい。

○マンフロット - トレッキングに便利な三脚と一脚などを展示

プロカメラマンがスタジオで使用するものから、一般の人向けのリーズナブルなものまで幅広いラインナップのマンフロットは、「Off road」という新しいシリーズを展示していた。トレッキングなどに便利な三脚「Off road三脚」と、トレッキングポールとして使える「Off roadウォーキングスティック」だ。ウォーキングスティックは2本セットで、1本は一脚としても使用できる。Off road三脚は650gと軽量。
脚先にはスパイクが付いている。

軽量コンパクトな三脚「Befree」は黒だけだったが、4種類のカラーバリエーションとカーボンタイプが追加された。コンパクトタイプの流行である脚を上げてたたむ方式を採用し、収納時40cmで耐荷重4kgだ。カーボンタイプはアルミタイプより300g軽い1.1kgである。

マンフロットはギヤ付き雲台も有名なのだが、久しぶりに新型が追加された。今度はレバーを引くだけで大きく動かし、ノブを回して微調整する。既存モデルよりもかなり使いやすかった。耐荷重は4kgで、既存(3モデル)のエントリモデルに近い。


●バンガード、Fotopro、BENRO、Marsace
○バンガード - センターポールを脚のほうにたたむトラベル三脚

ガードフォースジャパンのバンガードブースでは、コンパクトな「VEO」シリーズを展示していた。VEOの特徴は折りたたみ方だ。雲台の付いているセンターポールを脚のほうにたたむ方式で、脚を上げてたたむタイプと比べて動作が1回で済む。三脚は4種類ある。コンパクトさをアピールするためか、予約すると先着で三脚を収納できるバッグをプレゼントするキャンペーンを開催している。

○Fotopro - 三脚の脚1本を一脚として使える製品を展示

浅沼商会で扱っているFotoproでは、コンパクトにたためる「Fotopro C-5i II」が展示されていた。脚を上方向にたたむタイプで、最大の特徴は脚の1本が取り外しできるようになっていること。そこに雲台ごとセンターポールを付けると、一脚としても使用できる。

このほか、新型の大型カーボン三脚「T73C」「T64C」「T63C」も展示されていた。

○BENRO - センターポールを90度傾けて取り付けできる「Go Tralel」

BENROでは「Go Tralel」という新製品を展示。センターポールを90度傾けた状態で取り付けできる。このまま360度回転させたり、別売りアクセサリーを使ってセンターポールに2台のカメラを付けたりも可能だ。さまざまな取り付け例やアクセサリーも展示されていた。脚の1本を外してセンターポールとつなぎ、一脚として使うこともできる。

○Marsace - ハクバからMarsace(マセス)の三脚を発表

ハクバはMarsace(マセス)という海外メーカーの販売代理店となり、この春から三脚の取り扱いを開始する。

ラインナップは高級系で、カーボン繊維が10層構造の高性能三脚もある。
雲台に特徴があり、雲台を上下逆に取り付けることができる。三脚の設置場所によっては水平の場所に設置できないことがあるが、その場合は雲台を傾けてカメラを水平にする。この状態だとカメラを水平に保ったままパンはできないが、雲台を逆に取り付けることで可能になる。

●SIRUI、LUMICA、Faith Photo
○SIRUI - ビデオ撮影も考慮された一脚

一眼レフで動画も静止画も撮影することを考慮して作られた一脚が、SIRUI(シルイ)の「PS series」だ。通常の一脚として使用できるほか、下部の補助脚を出せば、自立して三脚のようにも使える。場所を取らないので、人の多い場所や狭い場所での撮影にも適しているという。最新タイプは6段で縮長が545mmの「P-326」と575mmの「P-426」だ。

○LUMICA - ハイアングル撮影用の一脚

伸長が3m、4.5m、7.5mというハイアングル撮影用の一脚「ルミカBirds iRod(バーズ・アイロッド)」が展示されていた。
4.5mの製品でも1.2kgと軽量なのだが、素材がカーボン含有のグラスファイバー製だからだろう。そのため、搭載できるカメラの重さは1kgまでとなる。グラスファイバー製なので水中撮影にも使えるそうだ。価格は3mタイプと4.5mが13000円、7.5mタイプが23100円となり、撮影用ライトスタンドのような専用三脚とセットになったものもある。

○Faith Photo - 引くだけで固定できる脚の三脚

Faith Photoという香港のメーカーが、この春に日本での発売を開始するようだ。高性能タイプの三脚と雲台を展示していた。10層のカーボン繊維にステンレス鋼を組み合わせた素材を使用するそうだ。脚は引き出すだけでロックされ、一番下の矢印部分を軽く押すだけで簡単に縮めることができる。

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