配偶者からのDV、男性も18.3%が経験……「新・理想の夫婦像」とは
年上の旦那様が、外でバリバリ仕事して稼いでくる。女性はというと、家事や育児、そしてご近所の奥様との付き合い。そういったイメージが、今から30年くらい前の夫婦像です。今では、女性も仕事をするようになり夫婦共働き。家事や育児に男性も参加するのが、当然のようになってきました。場合によっては、男性が専業主夫として家庭におさまり、妻がバリバリ稼いでくるというのも珍しくありません。
また、ドメスティックバイオレンス(DV)といえば一昔前までは男性から女性のものという印象でしたが、最近の調査によれば、男性も18.3%は配偶者からのDVを受けていることがわかっています(内閣府男女共同参画局「男女間における暴力に関する調査・平成24年」)。現代の夫婦像は、従来のそれとは大きく変わってきました。
男性も女性も居心地がいい夫婦の形とは、どのようなものなのでしょうか。
○現代夫婦の抱える闇とは
男性が外で働き、女性が家事や育児に専念すべきか。それとも、夫婦共働きで家事や育児を分担すべきか。そのどちらが正解かというのは、簡単にはいえません。大正時代、夫である男性の苦労を知るためにも、女性は一度社会に出るべきだという「賢母良妻思想」