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CP+2015 - サンディスク、高速・高信頼性のメモリカード製品をアピール - 体験デモやプロ写真家トークセッションも盛況

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CP+2015 - サンディスク、高速・高信頼性のメモリカード製品をアピール - 体験デモやプロ写真家トークセッションも盛況
●サンディスクのフラッシュメモリはメイド・イン・ジャパン
神奈川県・パシフィコ横浜で開催のCP+2015、サンディスクのブースは昨年(2014年)のCP+2014より規模が大きくなっていた。展示の多くはメモリカード製品で、グレードが異なる複数のメモリカードと実際のデジタルカメラで連写性を体験できるコーナーが人気。

この体験コーナーは昨年もあったが、用意されたデジタルカメラがUHS-II対応の富士フイルム「X-T1」のみだった。今年は複数のデジタルカメラで試せるようになっており、より多くの環境でメモリカード性能をチェックできた。また、様々なジャンルで活躍するプロカメラマンたちによるセミナーも多数開催されている。

○CP+2015初日のトークセッションを2つ紹介

今回ブースが大きくなったのはトークセッションのためのスペースを取っているためで、有名カメラマンによるトークも多く行われた。

初日はまず、サンディスクのプロダクトマーケティングマネージャー、長谷川史子氏によるコンシューマー向け製品の概要紹介。

サンディスクは最初のSDメモリーカード製品を2003年に発売し、この時は最大512MBだったが、10年間で容量が1,000倍へと拡大したことや、その背景となるデジタルカメラの高性能化、ビデオフォーマットの変化を挙げ、現在の製品ラインナップとともに動画記録に適している製品をピックアップしていた。


さらにモバイル向けの新製品として、microSDスロットのないiOS製品向けのiXpandを紹介。差すだけでカメラロールを自動バックアップできることや、iOSがサポートしていない動画/音楽フォーマットでもそのまま再生できる特徴を挙げていた。

●鉄道写真家・長根広和氏のトークセッション
初日はそのほか、3回のトークセッションが行われた。ここでは、鉄道写真家・長根広和氏のセッションを紹介しよう。

長根氏は、フィルムカメラからデジタルカメラへの移行が比較的遅かったものの、当初からサンディスクの記録メディア(フラッシュメモリー製品)を使用しているそうだ。そして現在まで、記録メディアの故障やデータ消失といったトラブルがまったくなく、信頼性の高さをサンディスク製品の強みとして挙げていた。
さらに最新の製品は転送能力が高く、デジタルカメラで高速連写を行っても転送待ちになることが少ない点も強調。現場で大量に連写してもストレスを感じず、最高の1枚を選べると語る。
また、トークセッションに集まったファンにとって嬉しかったのは、鉄道写真に関するアドバイスだろう。

あとから伺った話では、メモリカードは新しいカメラと一緒に「その時の最大容量製品」を選んでいるとのこと。特に「○年で交換」ということは行っていないそうだ。カメラの交換サイクルまで同じ記録メディアを利用できるなら、信頼性と高速書き込みというポイントでサンディスク製品を選ぶ意義は高そうだ。

また、サンディスク 代表取締役マネージング・ディレクターの青柳マテウ氏がいらっしゃったので、簡単にお話を伺った。青柳氏によると、サンディスクは1988年の創業以来、イノベーションを追求。外部からの評価の一例として「トムソン・ロイター Top100グローバルイノベーター」を4年連続で受賞している(この賞は知財分野の革新企業を選出するもので、4年連続は賞の開始から受賞を続けていることを意味する)。

サンディスクはフラッシュメモリ関連の特許を5,000以上も取得しており、これがフラッシュメモリ業界でリーダーポジションを確立、継続する源になっているという。
一方、単に技術を追求するだけでなく、時代のニーズを的確にくみとった製品化を進めてきたとする。

「最近はエンタープライズ領域(主にデータセンター向けSSD)や、組み込み市場(主にスマートフォン内蔵のフラッシュメモリ)が伸びていますが、一般消費者向けのビジネスも同様に重要なセグメントです。イメージング分野はサンディスクのブランド力を生かせるところなので、今後もメモリカード製品には継続して力を入れていきます」(青柳氏)。

具体的には、4K映像の撮影においては、高速書き込みと信頼性がより重要になってくるので、サンディスク製品に優位性があるとした(これは先述の鉄道写真家・長根氏の言とも共通する)。メモリカードはデジタルカメラの中で使われてこそ力を発揮する製品なので、カメラメーカー各社とも協力して製品開発を進め、メーカーにもユーザーにも満足してもらえる製品を提供していくと述べた。

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