佐藤大樹、小説家の役作りで取材も! FANTASTICSを書くなら…主役は?
改めて惚れ直しました。
芝居を作るための空気感や雰囲気作りがすごく丁寧な方で、僕らにも必ず「こう撮ろうと思うんだけど、どうかな?」と確認してくださいますし、逆に僕らから提案したことも受け入れて尊重してくださるので、本当に演じやすい現場を作って下さいました。
――『HiGH&LOW』では、キャラクターについて役者の皆さんの解釈を入れていくというお話をよく聞いていたのですが、今回はどういう役作りだったんですか?
『HiGH&LOW』の場合は、一人ひとりが役でやりたいことを髪型や口癖や衣装などに反映させていったのですが、今回は久保監督に明確なキャラクターのビジョンがありました。なので、キャラクターの基本的な部分には監督にお任せしていたのですが、例えば歩き方や立ち方などへの提案はさせていただいたりしました。丘に行くシーンで、わざと転んだのも、自分が提案してやらせていただいたアイディアでした。
――完成した作品を見て、改めて「久保監督の持ち味が出てる」と思ったのはどのような場面でしたか?
感情移入させる方法が上手だと思いました。特に回想シーンなど「そんなことがあったんだ」と提示するシーンは、短い描写だけど情報が多くて。