シーズン開幕間近!プロ野球と明治安田生命Jリーグの最新情報を先取り!
「苦しまずして栄光なし」を座右の銘とする黒田の存在は、大瀬良大地と野村祐輔の新人王コンビには最高の教科書となるだろう。
エース前田健太がメジャー移籍を封印して残留し、野手では菊池涼介や堂林翔太、丸佳浩たちがたくましく成長。昨シーズンの本塁打王エルドレッドが四番でにらみをきかせ、かつての主砲・新井貴浩も復帰した。投手王国誕生の予感と、機動力と破壊力を兼ね備えた打線。緒方孝市新監督のもとで読売ジャイアンツと阪神タイガースの牙城を崩し、1991年以来となるリーグ優勝を勝ち取る条件は整ったと言えるだろう。
○巨大補強のオリックスに導かれるパ・リーグ戦国時代
昨シーズンの最終戦で福岡ソフトバンクホークスにサヨナラ負けを喫し、わずか2厘差で1996年以来となるリーグ優勝を逃したオリックスは巨大補強でこのオフの主役を演じた。
FA(フリーエージェント)で中島裕之と小谷野栄一の両内野手を獲得し、日本球界で十分な実績を残している大砲ブランコと右腕バリントンも加入した。そして忘れてならないのは絶対的エースの金子千尋ではないだろうか。
FA宣言していた沢村賞右腕が残留したこともまた、チームにとっては最大の補強となるだろう。