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2015年春はプラズマクラスター製品と"振り込め詐欺"対策電話機で勝負 - シャープ、橋本環奈さんなど起用した販促取り組み

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2015年春はプラズマクラスター製品と"振り込め詐欺"対策電話機で勝負 - シャープ、橋本環奈さんなど起用した販促取り組み
●不安を解消して安心・安全な生活をサポート

シャープは2月20日、春商戦に向けた販売促進についての取り組みについて記者説明会を開催した。記者説明会には、シャープエレクトロニクスマーケティングの代表取締役社長を務める細尾忠弘氏が出席し、2015年春商戦の狙いを語った。

2014年4月、現職に就任した細尾氏はまず、同年のヒット商品として4月に発売したお茶メーカー「お茶プレッソ」、5月に発売したスティック型掃除機「FREED」、11月に発売した天井設置型プラズマクラスターイオン発生機「IG-GTA20」の3つを挙げた。

2015年のシャープの取り組みとしては、「より快適でより健康な、より楽しいガマンしなくてもよいライフスタイルを提案」を基軸に、消費者の生活を向上させるための製品開発や販売を行っていくと説明。また、販売戦略としては、"MSTNK(見て・触って・体験・納得して・買っていただく)作戦"を打ち出し、季節ごとに同社製品を取り入れた生活を提案していくキャンペーンを強化する。

そのうえで、2015年の春商戦については2つの商品で販促を強化していくという。いずれも人々の暮らしの不安を解消し、安心・安全を実現するという考えに則った製品だ。

●Webのプロモーションでは橋本環奈さんを起用
○一つめの注力商品はプラズマクラスター製品群

2015年の春商戦で注力する一つめが"プラズマクラスター"製品群だ。
プラズマクラスターとは、2000年に初めてイオン発生機能搭載製品で実装されたもので、空気中にプラスとマイナスのイオンを放出し、除菌・消臭効果や保湿効果が見込めるとされる独自の技術だ。

現在、空気清浄機をはじめ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、掃除機など同社の製品15品目に搭載されている。PM2.5や花粉の飛散などで悪化する空気環境や、高気密住宅の普及といった昨今の環境変化が後押しとなり、同社における空気清浄機の販売状況はリビング向けを中心に好調とのこと。2014年9月にデザインを一新して発売された最上位モデルの「KI-EX100」は、発売後5カ月で前年同期比約1.8倍の販売状況だという。

また、2014年のヒット商品として挙げられたトイレ・サニタリールーム向け照明「IG-GTA20」は、計画比4倍となる月産2万台を達成。ベッドサイド用照明として同時期に発売した「IG-GBP1」も、デザイン性のある照明器具として受け入れられ「隠れたヒット商品」(細尾氏)だという。いずれもプラズマクラスターの効果の一つである消臭機能の訴求力が高く、さらにデザイン性やこれまでにない独自性が消費者に受け入れられたといえる。

こうした状況を受け、プラズマクラスター製品群に関して、シャープはこの春商戦でキャラクターによる販促展開を行っていく。
まずは従来から引き続き、アニメ「アンパンマン」のキャラクターを起用した販促。こちらは主に店頭での展開となる。

そして新たなキャラクターとしてタレントの橋本環奈さんを抜擢。橋本さんはWebのプロモーションキャラクターを務める。特設サイトを中心に、橋本さんが出演するプロモーション動画を配信してPRしていく。

○二つめの注力商品は振り込め詐欺防止機能搭載の電話機

2015年の春商戦で注力するもう一つの製品は、コードレス電話機&ファクシミリ「UX-AF90CL」と「JD-AT80CL」だ。いずれも2月5日に発表された"振り込め詐欺"防止機能付きの電話機で、主に高齢者世帯をターゲットにした製品。細尾氏は「従来の留守番電話だけだと"撃退"まではできない」と話す。


プラズマクラスター製品群は、健康や気候変動、ニオイといった"生活不安"を解消するための製品。それに対して、振り込め詐欺防止機能を持つ電話機は安全や高齢化、詐欺被害といった"社会不安"に応えるための製品という位置付けになる。

○イオン式空気清浄機についての見解

2015年1月に東京都の生活文化局が「イオン式空気清浄機の性能及び安全性」と題した商品テスト結果と見解を発表した。これによると、イオン式空気清浄機はフィルター式に比べて、時間あたりの集じん・脱臭性能が低いという。東京都・生活文化局は、購入時にパンフレットなどで性能を確認して購入することを推奨しており、「機種によってはオゾンが過剰に発生し、喉などの粘膜に刺激を与えるもの」がある、と注意を喚起している。

説明会に同席していたシャープ 健康・環境システム事業本部 プラズマクラスター機器事業部 国内商品企画部 部長の植田宜裕氏は、東京都の発表を受けて、実際に懸念する声がサポートセンターに寄せられていると話す。

しかし、「問題とされているのは集じんの仕組みとして、イオンによる吸着を採用しているもの。弊社の空気清浄機で採用している集じんの仕組みはフィルター式で、イオンは空気中に放出されている。
オゾンの発生についてもJIS規格の基準を超えておらず、安全性に配慮された範囲、かつ効果のある濃度」と説明した。店頭などにおける販売や営業活動においても「消費者に十分な説明を行い、理解と納得が得られるように努めていきたい」と語った。

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