2015年2月25日 08:00
スマホ特化セキュリティベンダー「Lookout」 - 日本法人新社長に聞く、スマホ脅威の傾向と日本展開
スマートフォンに特化したセキュリティアプリ「Lookout」が日本語化されて3年が経とうとしている。昨年はKDDIとパートナーシップを締結するなど、日本でも本格的な展開を見せるLookoutだが、2月25日にルックアウト・ジャパンの執行役社長に就任した大須賀 雅憲氏に今後の展開など、話を伺った。
大須賀氏は、Intel Security(前マカフィー)やJuniper Networksで日本法人の重役を歴任。特にIntel Securityでは、日本支社長として販路を開拓するなど、精力的な動きを見せた人物だ。
一方のLookoutは、2007年に創業した新興のセキュリティベンダーで、スマートフォンに特化している。詳しい説明は2013年の記事に譲るが、直近では全世界で6000万ユーザーに達するなど、そのユーザー数の伸びは目覚ましいものがある。
○スマートフォンでもランサムウェアが伸長
――日本のスマートフォンにおけるセキュリティ脅威はどうなっているのでしょうか?
大須賀氏「アドウェアやランサムウェアに感染して、個人情報を盗まれるケースが多いです。盗まれる情報はアドレス帳データやGPSの位置情報、Webの閲覧履歴、SMSデータで、アメリカや中国にデータが送られています
トレンドとしては、アメリカで流行したものが、日本に流れています。