2015年2月26日 18:01
Googleが「Android for Work」を発表、スマホの個人・業務利用を可能に
米Googleは2月25日、Androidデバイスを企業で利用できるようにするためのプログラム「Android for Work」を発表した。アカウントを分けることで、プライベート、仕事、双方での利用でも、安全性を強化するもので、独SAP、米Salesforce、米Adobe Systems、米Boxなどと提携した。
Android for WorkはAndroid端末の安全性、管理などを強化することで、業務でのAndroid利用を加速させるための取り組みとなる。具体的には、私用と業務用を分けるため「Work profiles」として別にプロファイルを設ける。
対象端末はAndroid 5.0(Lollipop)となり、デフォルトの暗号化やSELinux統合を活用して個人用プロファイルとは別にデータが保存される。企業のIT部門はWorkプロファイルには承認済みのアプリを実装できるが、個人用についてはコンテンツを削除するなどのことはできないので、安心して私用端末としても利用できるという。
Androi 4.0(Ice Cream Sandwich)から4.4(Kitkat)、あるいはWorkプロファイルが動いていない端末向けには、Android for Workアプリを用意する。