FreeBSD 11のリリーススケジュールが発表
現時点で予定されているFreeBSD 11.0-RELEASEの主な注目点は次のとおり。
新しい自動マウントデーモンの導入(Sunと互換性のあるマップ形式、LDAP統合)
NFSパフォーマンスの大幅な向上
IPv4およびIPv6の双方におけるUDP-Liteプロトコルのサポート
新しいバージョンのNetMapの導入
ARM、PowerPC、Sparc64対応強化
仮想化関連機能(BHyVe、Xen、Hyper-V、VMware)の強化
VirtIOブロックおよびVirtIO SCSIドライバにおけるUnmapped IOのサポート
ワイヤレスサポートの改善
サンドボックス化されたOpenSSHをデフォルト採用
デフォルトのハッシュ関数をSHA512へ変更
オンラインマニュアルのフォーマットにmandocを使用するように変更
Apple TrackPadをサポート
talk(1)におけるUnicodeをサポート
Linux互換レイヤにepollシステムコールを追加
FreeBSDは、11.0のように.0が付与されるメジャーアップグレードバージョンのリリースに関してはスケジュールよりも遅延する傾向が見られる。こうした状況を改善するため、リリースエンジニアリングを専門に実施するエンジニアの採用など、FreeBSDプロジェクトやFreeBSD Foundationはリリースエンジニアリングの強化に取り組んでいる。