2015年3月2日 14:51
Freescale、セキュリティを高めるマルチコアi.MX 6SoloXプロセッサを量産
Freescale Semiconductorは2月24日、マルチマーケット向け高集積アプリケーションプロセッサ「i.MX 6SoloX」の量産出荷を開始したことを発表した。同製品により、コネクテッド・ホームやモノのインターネット(IoT)、コネクテッド・カーといったアプリケーションにおけるセキュリティを高める。
同製品は、ARM Cortex-M4コアとARM Cortex-A9コアが同一チップ上に統合されているため、Cortex-M4コアの優れたリアルタイム応答性というメリットを享受しつつCortex-A9コア上でリッチなユーザーインタフェースのOSを実行する。CPUコアは電力ドメインが複数に区分されており独立した電力状態制御が可能で、低消費電流を実現しつつスリープ・モードから高速でウェイクアップできる。また、SoCのシステムアウェアアーキテクチャによりCortex-M4コアがローレベルのシステムモニタリングタスクを継続している最中でもCortex-A9コアの完全シャットダウンが可能なため、電力効率がさらに高まる。
また、SoCには暗号化エンジンのほか設定可能なリソース・ドメイン・コントローラが組み込まれており、各ペリフェラルをCPUコアに対してロックするのか共有するのかを選択できる。