猫は喉から「ゴロゴロ」もしくは「グルグル」という音を鳴らします。動物の鳴き声としては少し変わっていますよね。このゴロゴロ音はネコ科特有のものでチーターなどの中型ネコ科動物も鳴らすことができますが、ライオンやトラなど唸ることができる大型ネコ科動物はゴロゴロ鳴らすのがうまくないようです。
ゴロゴロ音は基本的に機嫌が良い時に鳴らしているようでが、体調が悪い時や緊張している時にもゴロゴロいうことがあるので、何を意味しているのか非常に不思議です。そしてどこから鳴らしているのかも諸説あり、猫の謎の中でも非常に未解明な部分が多いのです。
○なぜゴロゴロ鳴らすのか
猫は生後2日からゴロゴロ音を鳴らすようになります。新生猫が母親とコミュニケーションをとるために鳴らしていると考えられています。生まれたばかりの猫は視覚や聴覚が発達していませんので、母猫が子猫に近よる時にゴロゴロ鳴らし、子猫は振動として母親の存在を感知します。
そして赤ちゃんがニコッと笑うのと同様に子猫は母親に「自分は元気だよ」とゴロゴロをお返しします。
成長とともにゴロゴロの意味は変わっていき、食べ物を要求するときや、挨拶のように使われます。