炭酸飲料1本でアウト? - WHOの砂糖新指針にネット上は「無理」「もたない」
世界保健機関(WHO)は3月4日、砂糖などの糖類摂取をこれまで以上に抑えることを奨励する新指針を明らかにした。一日あたりの摂取量は、これまでよりもさらに厳しい25g程度とされており、インターネット上にはこの新指針について「マジか」「無理」などの嘆きの声があがっている。
WHOはこれまで、食物から取り込む総摂取カロリーのうち、糖類の割合を10%未満にする目標を掲げていた。今回発表された新指針はこの目標をさらに厳しくしており、糖類によるカロリーは一日の総摂取カロリーの5%未満にすべきだと提唱。この数値は、平均的な成人でおよそ25g(ティースプーン6杯分に相当する)になるという。
WHOのディレクターであるフランチェスコ・ブランカ博士は、「私たちは、糖類によるカロリーが一日の総摂取カロリーの10%未満という生活を続ければ、肥満や虫歯などのリスクが減るという確固たるエビデンスを持っている」と話す。
一方でWHOは、我々は加工食品から「見えない形」で糖類を摂取しているケースが多いことも指摘。WHOによると、テーブルスプーン1杯のケチャップには約4gの糖類が、1本の炭酸飲料缶には約40gの糖類が含まれている。