キリンビールが1月27日に発売した「糖質 0×プリン体 0×カロリーオフ」の「キリン のどごし オールライト」の売上が好調だ。発売から3週間で年間目標の約2割となる100万ケースを突破したと同社が発表した。
同製品は、アルコール入りビールテイスト飲料において世界で初めて“糖質0・プリン体 0・カロリーオフ”を実現した商品。近年の健康意識の高まりにより、ビール類における機能系商品市場の拡大傾向が続くなか、同社の主要機能系商品群も対前年約2倍の販売数となり、好調に推移しているという。
○そもそも機能系商品とは?
このように活況を見る機能性をもったビール類だが、機能系商品というと決してビールを始めとした飲料に限ったものではない。機能系と呼ばれる商品の代表格には通称“トクホ”が挙げられる。正式には“特定保健用食品”と呼ばれるトクホは、消費者庁長官の許可を受けた、保健の効果(許可表示内容)を表示することのできる食品だ。このトクホマークは、身体の生理学的機能などに影響を与える成分を含んでおり、国に科学的根拠を示し、有効性や安全性の審査を受け、特定の保健の効果が科学的に証明された商品にのみ表示が許可されている。