Mozilla、Firefox開発者向けエディションに「ルビ」機能追加
Mozillaは3月5日(米国時間)、「Ruby support in Firefox Developer Edition 38|Mozilla Hacks|the Web developer blog」において、開発者向けエディションのFirefox 38にルビの機能を追加したと伝えた。基本的なルビの機能のほか、複数レベルでルビを指定することができる。
ルビは特に日本において高い需要のある機能。日本の出版物には漢字の読みをつける目的でルビが振られることが多い。また、漢字の読みではなく意味を書いたり、漢字の読みとはまったく別の言葉を割り当てたりることで作品の味とするなど、ルビは日本の出版物において欠かすことのできない機能となっている。
ルビに関しては「CSS Ruby Layout Module Level 1」において策定が進められている。ルビと並んで日本で高い需要が見込まれる機能に縦書きがある。こちらも現在策定が進められている段階にある。
ルビと縦書きが正式な規約として策定される頃には、主要ブラウザでの対応もそろうものとみられ、これまで縦書きで提供されてきた出版物がWebコンテンツとして展開しやすくなるだろう。