リアルデータの活用で変わるWeb広告の役割 - 持続可能な関係性の構築へ
Tポイントのデータを保有するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)とインターネット広告代理店となるオプトのジョイントベンチャー Platform ID(PID)にて代表を務める清野と申します。
今回、「リアルデータ(実店舗での購買行動)の活用で、Webマーケティングはどう変わるのか」というテーマに関しての考えを紹介します。
○Web広告の発展を支えた「ユーザーデータ」
まず、リアルデータを考えるにあたり、Web広告の特性となる「効果を測定できること」と「ターゲティングが正確にできること」を整理する必要があります。これらがベースとなり、Web広告は発展してきたと考えられるためです。
Web広告の効果を測定する技術は、弊社の株主となるオプトが2000年、「ADPLAN」という効果測定ツールを開発したほか、2006年頃にはGoogleが、「Google アナリティクス(GA)」をリリースしました。同ツールは昨今、マーケッターにとって必要不可欠といっても過言ではないでしょう。
一方、ターゲティングの正確性という面では、検索連動型広告(リスティング広告)の登場があるでしょう。検索結果に応じたターゲティングにより広告配信するという同広告は、広告主のニーズを満たし、誰もが認識するメディアプランにまで成長しました。