日本ラドウェア、オンプレミスと連携するクラウド型DDoS対策サービス
日本ラドウェアは3月6日、クラウド型DDoS対策サービス「DefensePipe」を国内で提供すると発表した。同時にNFVに対応した業界初のADC仮想アプライアンスも販売を開始する。
DefensePipeは、大規模なDDoS攻撃をネット側で軽減。クリーンなトラフィックのみを法人顧客のデータセンターへ流すクラウドサービス。回線を飽和させるトラフィックが検知された場合に経路を切り替えて、世界7カ所に設置しているラドウェアのスクラビングセンターでアタックトラフィックを軽減する。
同社はこれまでにもDDoS対策製品「DefensePro」を提供しており、企業が保有するデータセンターで防御対策ができていたが、これに加えて大量のトラフィックが発生した際にDefenseProの通知機能「Defense Messeging」により、DefensePipeスクラビングセンターに自動通知。ネットワーク経路の切り替えを行って防御する「ハイブリッド型アーキテクチャ」を採用している。
DefensePipeは月額課金サービスとして提供されるが、ユーザーの企業規模やサービス・アプリケーションによって必要とされる様々なサービス要件に対応するため、トラフィック量の合計や月間の対応時間に応じた複数のモデルと、DefenseProのレンタル・管理を含むモデルなどを提供する。