2015年3月7日 12:00
初音ミクの卒業ソング「桜ノ雨」が2015年に実写映画化、小説版の物語を描く
初音ミクが歌うボーカロイド曲で人気に火がつき、中高生の間で定番卒業ソングとして知られる「桜ノ雨」が、小説版をもとに実写映画化され、2015年に公開されることが明らかになった。
「桜ノ雨」は、2008年にhalyosy氏が、ボーカルに音声合成ソフト「初音ミク」を使用して、動画サービス「ニコニコ動画」で発表した楽曲。関連動画再生数は2,500万超を記録、ボカロオリジナル曲でミリオンを達成した楽曲として人気を博した。同曲は、ファン有志によって合唱を披露する企画が始まり、2009年と2010年の春に200を越える中高校の卒業式で合唱されるほど人気が拡大。初音ミクにはキャラクターが設定されており、公式プロフィールの年齢が16歳ということから、高校生活を送る初音ミクの想像を広げ、卒業をテーマとした曲となった。
同曲は、高校生が選ぶ2013年卒業ソングランキングで3位(リクルート調べ)、日本人が思い浮かべる2014年の桜ソングランキングで14位(音楽情報誌『CD&DLでーた』調べ)など、いまや国民的な卒業ソングとして確立され、現在も日本各地の中高校の卒業式で歌われる定番ソングへと成長。また、2009年には学生映像制作団体「テトラフィルムスタジオ」