ボーイング、新型777X機のシステムパートナーにナブテスコ選定 - 日本初
ボーイングは3月10日、最新鋭航空機777X型機向けのプライマリー・フライト・コントロール・アクチュエーション・システムの供給について、日本のパートナーであるナブテスコと合意したことを発表した。
アクチュエーターは、主翼の補助翼や尾翼の昇降舵などの舵面を動かして飛行中の機体の姿勢を制御する航空機システムの重要な部品。ナブテスコは現行の777プログラムでも、フライト・コントロール・アクチュエーター4種をボーイングに供給している。今回の新たな契約によって、ナブテスコはスポイラーを含む全舵面、計8種のアクチュエーターを供給することになり、その業務範囲がおよそ2倍に増加する。
ボーイング ジャパン社長のジョージ マフェオ氏は「ナブテスコは、40年近くにわたりボーイングの傑出したパートナーであり続けています。今回の合意により、今後数十年続く新型航空機777Xの製造を、これまで以上の業務範囲でサポートいただけることをうれしく思っています」とコメントしている。
ボーイングはナブテスコのパフォーマンスへの評価として、2014年には合計2万1,000社以上の中から「2013 Boeing Supplier of the Year」