初心者でも簡単! Pleskでらくらくサーバ管理 (2) インターネット上でセキュリティを守るための基本
銀行にお金を貯金していますか? お金を引きだすにはATMを利用しますよね? さて、質問です。
銀行に預けたお金は誰が守るのでしょう?
当然、銀行は守る努力を最大限にするでしょう。確かに銀行は自社システムのセキュリティレベル向上のために莫大な費用をかけています。でも銀行だけ頑張れば巷で聞くような不正出金を防げるでしょうか。単に銀行カードが盗まれて暗証番号が安易な番号だったかもしれないし、昨今巧妙な振り込め詐欺の話をききますよね。あなたのお金を守るのは、銀行側の当たり前の防御も当然必要ですが、あなた自身が何に対して注意すべきかを理解することが重要になります。
レベルは違えどもPleskも同様です。インターネット上に位置するメールやWebコンテンツも、あなた、会社にとって確実に重要なデータでしょう。
見えない敵からあなたならどう守りますか?
これから2回に分けて、Pleskのセキュリティ向上について話をします。
○1.誰が何を守るの? - 責任分岐点
先ほどの銀行の話では、ユーザ側と銀行側の守備範囲はなんとなく理解できたでしょう。ではクラウド上に借りたPleskではどうでしょうか。利用者側は、ユーザ名、パスワードを漏らさない、推測されやすいパスワードにしないといった程度の考慮で十分でしょうか。