IoT時代に高度化するサイバー攻撃から組織を守る - シスコのセキュリティ戦略
が進化を続けており、「つながっている」ことが当たり前の環境になってきている。デジタルインフラの成長はさらに加速し、2015年で約250億、2020年には約500億のスマートオブジェクトがネットワークにつながった状態になると予想されている。さまざまなサービスや機能が提供され利便性が増す一方で、これらのすべてが攻撃の対象となってくるため、時代に沿ったセキュリティ対策を講じていくことが急務である。
こうした状況を踏まえて、シスコシステムズのセキュリティ事業部長 桜田仁隆氏は、今日のセキュリティ課題として、「急速に変革していくビジネスモデルへの追随」「新たな脅威への継続的な対応」「多様化する攻撃に対するさまざまな環境への適応」の3つを挙げた。また、「問題の本質を把握すること」「組織としてリスクを理解すること」「守るべき対象を明確にすること」「準拠すべき法令を理解していくこと」「どこに投資するべきか理解すること」といったサイバーセキュリティに関して重要となる5つの項目を挙げ、組織を上げてセキュリティ問題を解決していくことの必要性を説明した。○シスコが提言する新しいセキュリティモデルとその実現
そうしたなか、シスコシステムズは、セキュリティの整備・堅牢化から、攻撃者侵入の防御・検知、侵入を許した際の対応までを包括的にサポートする新しいセキュリティモデルとして「BEFORE DURING AFTER」