理研、iPS細胞とES細胞の違いを決める分子を特定
同成果は理研ライフサイエンス技術基盤研究センタートランスクリプトーム研究チームのピエロ・カルニンチ チームリーダー、同 アレクサンダー・フォート 客員研究員と、理研統合生命医科学研究センター免疫器官形成研究グループの古関明彦 グループディレクターらの研究グループによるもの。2月12日付け(現地時間)の米科学誌「Cell Cycle」に掲載された。
体細胞に由来するiPS細胞と受精卵に由来するES細胞は、幹細胞としての多くの共通した性質をもつ。これまで、両者では遺伝子発現が異なると報告がある一方、特定のiPS細胞はES細胞とほぼ区別がつかないという報告もある。
同研究グループは、2014年に、iPS細胞とES細胞の核内にはこれまで知られていなかった数千種類のRNAが発現していることを独自技術によって明らかにしていた。また、その多くがレトロトランスポゾンという遺伝子因子に由来するノンコーディングRNA(ncRNA)であることを突き止めた。ncRNAは、メッセンジャーRNAと異なり、タンパク質の設計図として用いられないRNAのため、これまでの解析では詳しく調べられていなかった。
今回の研究では、マウス由来のES細胞とiPS細胞を用い、ncRNAを含めた全転写産物の網羅的な発現比較を行った。その結果、ES細胞の核内で発現するncRNAの多くが、iPS細胞では十分に発現していないことが判明。これらのncRNAの中には、多能性に関わる遺伝子の発現を促進する遺伝子制御部位や、レトロトランスポゾン由来のRNA配列が含まれており、既存のiPS細胞作製方では、ES細胞で機能している多くの遺伝子制御部位の活性が十分に起きていないことが示唆された。
今回の結果は、今後、臨床に用いるiPS細胞を適切に評価する方法の開発や作製技術の改良に役立つと期待される。
提供元の記事
関連リンク
-
new
~実りの秋を彩る真っ赤ないわて純情りんご!~全農直営飲食店舗で岩手県産りんご「紅いわてフェア」を9月28日(月)~10月11日(日)に開催
-
new
七五三掛龍也、役作りで包丁さばきを毎日練習「冷蔵庫がキュウリの浅漬だらけ」 ネギとニラには苦手意識
-
new
『Music Splash!!』東京に加え横浜・大阪・名古屋で開催 ヤングスキニー、サバシスター、渋谷すばる、須田景凪ら出演
-
new
WEST.起用「あべのハルカス」「志摩グリーンアドベンチャー」、“ご縁”に感謝 CMやイベント等9・30終了を発表
-
new
富士山と紅葉に染まる、秋の河口湖へ 湖上レストラン「HAMANASHI HOUSEBOAT」にて4日間限定「紅葉ガストロノミークルーズ」を10月31日から開催