Windows 8.1ミニTips (109) コールドブート(通常の起動)を行う完全シャットダウンを実行する
本連載の第107回と第108回で紹介してきた「高速スタートアップ」だが、その構造から、新たに増設したハードウェアを正しく認識しないケースも少なくない。そこで今回は、高速アップスタート有効時のコールドブート(通常の起動)に関するTipsをお送りする。
○完全シャットダウンを実行する
高速スタートアップ有効時に発生するデメリットは第108回で述べたように、電源オフ時に行った更新(ハードウェアの換装や増設など)を正しく認識しないケースである。そのため、複数のOSを起動可能にするマルチブート環境などは完全シャットダウンの実行、そしてコールドブートの実行が求められるのだ。
その方法は多岐にわたるが、もっともスタンダードなのが下記の手順。これでハイバネーションファイルに保存する工程をバイパスし、ハイブリッドシャットダウン(通常のシャットダウン)ではなく完全シャットダウンを実行する仕組みだ。
ホストドライブがSSDの場合、アクセススピードが速いため、高速スタートアップの恩恵を受けているか否かの判断が難しい。その際は「イベントビューアー」で確認すると確実だ。
「システム」から確認できる「イベント 27, Kernel-Boot」