ZMP、自動運転車の開発に向けたステレオビジョンシステムの受注を開始
ZMPは3月17日、ステレオビジョンシステム「RoboVision 2」の受注を開始したと発表した。
同製品はソニー製車載向け超高感度CMOSイメージセンサ「IMX224」を2個搭載し、USB3.0でPCへ取り込むことを可能とするシステム。暗闇でも最大1280×960ピクセルで60fpsのカラー映像が取得できる。
SDKとしてカメラのキャリブレーションなどの設定や視差画像を出力するためのライブラリ、すぐに画像を確認できるアプリケーションが付属しており、夕方や暗闇などの低照度環境においても、先行車両や歩行者などのセンシングが必要となる先進運転支援システム(ADAS)や自動運転車の研究開発に活用することができる。
「RoboVision 2」は自動車メーカー向けの製品だが、今後、機能を絞り込み量産化・コストダウンを行い、アフターマーケットへの展開も検討しているという。価格は80万円(税別)で、同日より先着50台を初期ロットとして生産を開始し、2015年6月より出荷を開始する。