子どもの6割以上が"夜型" ‐ 専門家「親の生活習慣による影響は明らか」
ボディクロック研究会はこのほど、「親と子の睡眠に関する調査」の結果を発表した。同調査は2014年12月、全国の小学生・中学生・高校生の子を持つ母親936名を対象に、インターネット上で実施したもの。
まず、朝型の子どもと夜型の子どもの割合を調査。その結果、61.3%の子どもが夜型の生活を送っていることが明らかになった。一方、朝型の子どもは38.7%にとどまっている。
同じ質問を親にしたところ、子どもに比べて夜型化は進んでいないものの、44.2%の親が夜型の生活を送っていることが判明。それに対し、朝型の親は55.8%を占めた。また、朝型の親における夜型の子どもの割合は50.6%なのに対し、夜型の親における夜型の子どもの割合は76.4%と多い傾向にある。
続いて、朝型の子どもと夜型の子どもに分けて、勉強に関する意識調査を実施。その結果、「勉強をするのは好き」と答えた割合は、朝型の子どもでは58.8%、夜型の子どもでは40.2%となり、勉強の意欲に18.6ポイントの差が見られた。また、「勉強は得意な方だ」と答えた割合も、朝型の子どもでは58.5%なのに対し、夜型の子どもでは40.1%と、勉強の得手不得手に関して18.4ポイントの差があることがわかる。