関東Firefox OS勉強会 9th - スマホ以外のデバイスでもFirefox OSが動く
IoTで繋がるモノに関する議論で、複雑な動作が可能なSmartエンドポイントと単純な動作しかできないDumbエンドポイントのどちらがよいかがある。本間氏は、両極端で考えることがいけない、その中間に位置するフォグコンピューティングという考えを紹介した。
情報をフォグがいったん収拾し、ある程度の処理を行う。クラウドでは、フォグから送られた統計情報からより高度な判断を行うようになる。すでにCiscoなどから対応製品があるが、非常に高価である。そこで、フォグコンピューティングにFirefox OSを使うことを考えてみたとのことである。その理由であるが、他のエンジンと比較して、ハードウェアにアクセスするWeb APIがもっとも充実している点にあるという。
そして、必要となる点であるが、JavaScriptでハードウェアを制御しなければいけないことだ。
ネットワーク経由については、すでに実装されている。しかし、ローカルでの制御はまだ可能ではない。そこで、新たなWeb API(JavaScript API)を実装しようという取り組みである。具体的には、Geckoにコードを追加することで行う。
IoTで使われるインターフェイスには、GPIOやI2Cが使われるので、それに対応するAPIを作ることになる。