短期集中連載「Windows 10」テクニカルプレビューを試す(第16回) - 更なる加速を見せるWindows 10 ビルド10041
前回の第15回の掲載から1カ月半の月日が流れた。その間もWindows 10の開発は進み、多くのリーク版がネット上に流出ししている。そこから得た情報や、数年ぶりに開催したWinHEC 2015(中国・深川)で明らかになった新機能を各メディアが報じているのはご承知のとおりだ。そして2015年3月18日(現地時間。以下同様)、Microsoftは最新版となるビルド10041をリリースした。今回はビルド9926から大きく変化した箇所を中心にその変更点や筆者の推察をお送りする。
○今後は月1回リリースするWindows 10 TP
今回MicrosoftがリリースしたWindows 10テクニカルプレビュー ビルド10041はリングビルドを「高速(Fast)」に選択しているユーザーが対象となる。「低速(Slow)」を選択している場合はビルド10041を配布せず、今回はISO形式ファイルも用意していない。
OSG(Operating Systems Group) Data and FundamentalsチームのジェネラルマネージャーであるGabriel Aul氏は、3月9日の記事で、3月初頭には新ビルドをリリースできる予定だったが、公開予告は開発チームを萎縮させるため明言できないと述べていた。