ゼロから始めるスイッチ講座 (25) SNMPを利用したネットワーク機器の監視と制御(後編)
ネットワークを管理するには、ネットワークを構成するレイヤ2/レイヤ3スイッチ、ルータといったネットワーク機器の設定や状態を把握しておくことが重要だ。前回は、SNMPによって、ネットワーク機器の設定や状態を把握し、ネットワークを管理する仕組みについて紹介した。
今回は、NETGEAR社のレイヤ2スイッチおよびレイヤ3スイッチと統合ネットワーク管理ソフトウェア「NMS300」を利用して、実際にSNMPの設定と確認の手順を解説する。
○ネットワーク構成
まずは、SNMPの設定と確認を行う機器とネットワーク構成を確認しよう。
機器
今回利用する機器を以下の表にまとめている。
※PCおよびサーバはすべてWindows 7 Professional
※スイッチングハブは管理機能などを持たないので、今回の設定の対象外とする
物理構成
各機器の物理的な配線をまとめた物理構成が以下の図となる。今回は、最もポート番号が大きいポートを管理用ポートとし、管理用ネットワークを構築する。
※管理用ネットワーク内のスイッチングハブは、管理機能など持たない。
今回の解説の対象外とする。
論理構成
論理構成は以下の図のようになる。