ニコン、超解像度顕微鏡「N-STORM 4.0」を発表 - 撮像速度が従来比10倍に
ニコンは3月19日、ナノメートルレベルの動態観察に対応した超解像顕微鏡「N-STORM」の新製品、「N-STORM 4.0」の販売を2015年5月より開始したと発表した。
同製品では、sCMOS(Scientific CMOS)カメラを採用したことにより、撮像速度を従来比約10倍に向上させることで、これまで1枚あたり「分単位」だった撮像時間を「秒単位」にまで短縮し、観察対象の動態を約20nmの解像度で撮像できるようになった。
また、レーザー照射方式の改良および撮像フレーム数を増やすことで、点密度の高い、より鮮明な画像が構築できるようになったほか、「Wide-View」撮影モードで従来より4倍広いエリアでの観察が可能となった。
なお「N-STORM 4.0」はドイツ・ゲッチンゲンで3月29日~4月1日に開催される「Focus On Microscopy」に出展される予定だ。