くらし情報『「今さら聞けない ! 」マーケティング担当者のためのアドテクノロジー (4) DSPの「入札戦略」とは』

「今さら聞けない ! 」マーケティング担当者のためのアドテクノロジー (4) DSPの「入札戦略」とは

「今さら聞けない ! 」マーケティング担当者のためのアドテクノロジー (4) DSPの「入札戦略」とは
本連載では、企業のマーケティング担当者向けに、RTBをはじめとしたアドテクノロジーについて、分かりやすく解説していきます。アナリティクスやマーケティング・サイエンス、最適化(オペレーションズリサーチ)視点を意識しつつ、DSPの選定や活用が可能となることを狙いとします。

前回は、オークション(入札)の仕組みを整理しました。本稿では、DSPにおいて実際にどのように動いているのかを図で追ってみましょう。

○DSPにおける入札取引の流れ

1. ユーザーAが広告枠を持つ媒体を訪問
2. SSPからのDSPへ問い合わせ(リクエスト)
3. それに対し、DSP3社が独自の評価によってそれぞれ入札額を応札(Bid)
4. DSP1が最高入札額(100円)なので勝者となる
5. 広告が表示される
6. DSP1がSSPに支払う金額は2番目に高い入札額となる80円

これが、「DSPの封印型セカンドプラス・オークション」の流れです。

SSPによるリクエストを起点に、勝利したDSPの広告が表示されるまでの時間は、0.1秒未満となります。加えてDSPでは、数千のサイトから届くリクエストと数千のキャンペーンによる「膨大な組み合わせ」

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